ドイツに移住してから10年が経とうとしています。私はドイツのことは何も知りませんでした。なんとなくヨーロッパの真ん中ら辺にあって、人々は高い水準の教育をうけていて、自由と平等があるという幻想を抱いて。日本での暮らしが嫌いだったのではなく、当時の私はただ単にこの先死ぬまでずっとこの暮らしを続けるのが怖かっただけ。

このブログがこの先どんなものになっていくのかは私にも想像ができないけれど、それはドイツへ移住を決意した時も同じだった。何か特別なゴールがあるわけじゃないけれど、とりあえず始めてみる。毎日すこしずつ小さな積み重ねを繰り返すと、そこには大切な気づきが転がっている。これは私が10年ドイツで暮らしてみてやっと気がついたこと。

人は他人を変えることはできないけれど、自分を変えることはできる。多分、私はもっともっと何か心の奥で強い願望みたいなものがある。このブログがそれを叶えるための小さなきっかけになるのかもしれない。