海外旅行は贅沢な高級品ではない時代

年末年始に日本に遊びに行ったついでに韓国のおじいちゃんのお墓まで行ってきた。ついでだからソウルで4泊し、田舎で2泊した。たまに親戚の人と一緒に行くのだけど、海外旅行に対する認識に差がある。60代の叔父さん世代にとって海外旅行とは贅沢な高級品だけど、私たち若い世代にとって海外旅行はもっと身近にあるもの。LCCを利用すれば、ファストフードや食堂で気軽にご飯を買って食べるような感覚に近いものがある。

昔は飛行機の切符が高かった

その昔、海外旅行は金と時間に余裕がある人が行くのがほとんどだった。貧乏人の贅沢は熱海で遊ぶのがスタンダード。けれど今やLCCのセールや最安値を狙えば熱海行きの新幹線と似たような値段でソウルや台北に行けちゃうのである。LCCと言えどそれなりの値段がする時もあるので本当に海外旅行が好きならリサーチなり情報収集を頑張るのは大前提である。

日本よりも物価の安い場所だとコスパが良い

海外旅行にコスパを求めるなら、物価の安い国に遊びに行くのが良い。人それぞれ妥協できるものが違うのでそれに合わせると良い。ホテルはキレイな場所で食べ物は屋台がメイン、宿泊所には拘らないのであればゲストハウスにして食事は豪華にする。などと工夫と組み合わせ次第では、熱海旅行とほとんど変わらない値段で海外でも遊べる。中には全て豪華にしたい、っていう人もいるだろう。予算があるのは良い事だが、だからといって必ず良い旅行になる保証はどこにもない。

海外旅行になにを求めているかの違い

若い人とそうでない人が海外旅行で求めるものも違う。だから遊び方も違う。高いホテルに泊まっても、ビジネスクラスの飛行機に乗っても、それを自慢したいために旅行するわけではないのだ。しかし中にはそういう見栄を貼りたい人もいるだろう。これは見えている世界が違うので、違う人種くらいに思うしかない。けれど見栄を貼りたい人は、LCCの飛行機に乗る人のことを馬鹿にしたりする。そういう人たちは、誰かを馬鹿にすることで自分を肯定することしかできない可哀そうな人たちなのだ。

そこから学んで自分の人生に潤いをもたらすことができる

自分が育った国意外で色々なことをたくさん経験するようになると、人生に潤いができる。自分とは違う環境に住んでいる人たちからは学ぶこと、得ることがたくさんある。海外旅行はもはや贅沢品ではなくて、教養を身につけるための手段でもある。毎日仕事に縛られて奴隷のように働いて、息抜きで行く海外旅行でも、自分の目線一つで新しい未来を開くことができるのだ。