生きていると色々なものと出会うし、影響される。
私が過ごしてきた時間の中で出会ったものたちは、私の頭に記録される。
どうでも良いことたちは自然と記録が消えていくけれど
そうでもないものたちは記録が残り続ける
子供の頃に嫌だった思い出とか
傷ついた言葉とか
嫌いな人とか
もう会いたくない人とか
嫌いと好きの熱量は同じもしくは
嫌い>好き
だから嫌なことは、好きなことよりも、記録の容量が大きい
だからいつまでもそのことで心と頭がずっと占領されて
酷い時は死ぬまでずっとそのことに囚われてしまったりする。
そういう時は、心の中に入れないようにする努力をする。
それはきっと忘れる努力。
もうこれ以上、そのことを考えないようにする努力。
それはきっと許すことと似ている気がする。
英語やドイツ語で喧嘩やいざこざがあったときや
誰かを励ましたい時は、
forget it、という。
本当の許しは、その人が心の中から消えてしまうことなんだろう。