資本が中心の生活を送っていると時々、人間の心について考える。愛情や友情を買う事ができるのか?人は本当に物質だけで幸せになれるのか?そんな考え方をするのは私が80年代生まれだからなのか。
生きているとステータスが変化していく。生まれた時から大学生くらいまでは学生という守られるステータスが社会に出ると変化する。ライフスタイルが変化すると人付き合いも変わるのだ。
私がドイツで暮らしていて少ない人付き合いの中で、どんな人と付き合うべきか?と時々悩む。国籍、性別関係なく、自然と仕事関係の人と付き合うようになる。一緒に仕事をした仲でも数年経てば皆それぞれ違う人生を歩んでいくのだ。中には結婚して子供を育てていれば、仕事を継続していく人もいる。子供を育てている人にとって、人付き合いの中心は子供になる。仕事をしていても、趣味があれば自然と仲間ができる。
ドイツは資本主義の国だ。特にお金を持っている人にとっては暮らしやすい。何か困った事があった時に、お金を持っていればほとんどのことが解決する。けれどお金を持っていない人はそういうサービスが受けられないため友達を大切にする。友達が唯一の財産だから、友達を失ってしまったら生きていく上で困るのだ。
お金を持つということは、お金を稼ぐ能力が必要だ。けれどその能力が低い人もいる。時々、人生は金が全てでは無い、なんて理想をいう人がいるけれどそういう人たちはお金の便利さをあまり理解していないような気がする。
ドイツではほとんどのことがお金で解決できる。ような気がする。